そのままの冷たさで
indigo la End
作曲︰川谷絵音
作詞︰川谷絵音
そのままの冷たさで 歌詞
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発売日:2022 08 19
indigo la Endの新曲「そのままの冷たさで」が、Warner Music Japan内に設立されたindigo la Endのための新レーベル・Slowly Recordsより8月19日に配信リリースされる。
indigo la Endは昨日7月18日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)にてワンマンライブ「ナツヨノマジック vol.2」を開催。このライブで「そのままの冷たさで」を初披露し、終演後に新レーベルの設立と新曲リリースを発表した。レーベル名には「indigo la Endは僕らだけの道をゆっくりとゆっくりと歩いてきました。これから向かうべき場所にゆっくり向かう」という意味が込められている。
なお「ナツヨノマジック」の第1回は2020年8月、山梨・河口湖ステラシアターを舞台に無観客配信の形式で行われた。今回のライブは「ナツヨノマジック」第1回と同じ「夜汽車は走る」でスタート。「見せかけのラブソング」では大量のシャボン玉が会場中を舞い、「チューリップ」では歌詞に合わせて照明が赤から白へと変化するなど、楽曲を盛り上げる演出が効果的に用いられた。ライブ中盤ではindigo la Endの楽曲の中で特に人気の高い「通り恋」や、インディーズ時代のバラード「抱きしめて」が演奏された。
川谷絵音(Vo, G)が「晴れましたね」とつぶやくと、indigo la Endの野外ライブは雨が多いことを知っているファンから大きな拍手が起こる。川谷は続けて「昨日、日が沈んだのは18:57だそうで(この日の開演時刻は17:00)……ずっと明るいindigo la Endのライブ観たいですか?」と笑って話した。その後、indigo la EndはFM802のキャンペーンソングとして川谷が楽曲提供した「春は溶けて」のセルフカバーや、佐藤栄太郎(Dr)のアグレッシブなドラムソロから始まった「夜風とハヤブサ」、後鳥亮介(B)のスラップと長田カーティス(G)のカッティングが絡むファンキーな「心の実」といったさまざまな曲調のナンバーを演奏した。
ライブ後半で披露されたのは、2014年以来、約8年ぶりに演奏するという「シベリアの女の子」。川谷は今年のツアーと今回のライブで過去曲に改めて魅力を感じたことを語り、「僕らが思ってる以上に昔の曲を好きでいてくれてる皆さんがいて、曲が始まった瞬間に『おっ!』って表情が変わるのを見るとグッと来たりして。12年間やってきたことが間違ってなかったなって、ライブをやるたびに思います」と思いを明かした。そして松明が灯される神秘的な空間の中、「結び様」を演奏しステージをあとにした。
indigo la Endはアンコールにて新曲「そのままの冷たさで」を初披露。「ずっと音楽をやってきて、思ったより上手くいかないことも多いし、全部投げ出したくなるときもあるけど、ライブをやって、聴いてくれるみなさんの顔を見ると、『やっぱり音楽をやろう』ってなるから、こういう機会があって本当に恵まれてるなと思います。これからもいい音楽を作って待ってるので、またライブに来てくれたらうれしいです」と川谷がオーディエンスに感謝を伝え、公演名にもなっている「夏夜のマジック」でライブは締めくくられた。